精神保健福祉士国家試験の合格発表について

試験

精神保健福祉士試験の受験を考えている方にとって、「合格発表日はいつ?」というのは試験日と同様に重要な情報です。特に、結果によって転職や昇給、キャリアの方向性が大きく変わるだけに、外せないテーマです。

この記事では、第28回(令和7年度)精神保健福祉士試験の合格発表日について予想し、確認方法についてご紹介します。また、発表後に取るべき手続きもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.合格発表の概要

第28回(令和7年度)精神保健福祉士国家試験の合格発表日は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターによると、下記の通りとなります。

令和8年3月3日(火)試験センターのホームページに合格者の受験番号を掲載

令和8年3月6日(金)結果通知発送

合格を確認する方法としては、試験センターほホームページと郵送の通知の2種類になります。

試験センターのホームページで確認するのが最も早い方法です。

少しでも早く結果を知りたい場合は、先にインターネットで確認しましょう。

ただし、当日はアクセスが集中するため、つながりにくい場合があります。

郵送での結果通知には数日かかります。

試験を申し込んだ際の住所に「合格通知書」または「不合格通知」が送付されます。

結果通知は合否に関わらずどちらの場合でも発送されます。

住所の変更があった場合は、速やかに手続きしておきましょう。

私の場合は、結果通知を見て改めて合格したことを実感しました。

試験終了後の自己採点で、まあまあできたかな、合格ラインには入っているかなといった感じでしたが、結果通知が届くまで気は抜けない状態でした。

合格通知の入った封筒を手にした瞬間、封筒に厚みを感じ、合格したなと思いました。

合格の場合は、合格後の登録手続きに関する書類が入っているので、それで合格だとわかりました。

2.合格後の手続きについて

合格後は資格登録を行います。

資格登録の手続きをして、登録証を交付されて初めて精神保健福祉士として活動することができます。

試験に合格しただけでは、精神保健福祉士として活動することはできないので、忘れずに資格登録をしましょう。

<手続きの流れ>

まずは下記の提出書類を揃え、簡易書留で公益財団法人 社会福祉振興・試験センターに送付します。

〇提出書類

・登録申請書

・登録免許税の収入印紙(原本)

⇒郵便局等で収入印紙15,000円を購入して登録申請書に張り付けて提出します。

・登録手数料のとして払った振替振込受付証明書(原本)

⇒郵便局等で登録手数料4,050円を支払い、張り付け用紙に張り付けて提出します。

・マイナンバーカードの両面コピーまたはマイナンバー通知カードの両面コピー

⇒登録申請書に個人番号を記載した場合は提出します。個人番号の記入は任意なので、登録申請書に入しない場合は提出不要です。

・日本国籍の場合は、戸籍の個人事項証明書の原本、戸籍抄本の原本、本籍を記入した住民票の原本のいずれかを提出します。

・外国籍の場合は、国籍等を記載した住民票の原本(中長期在留者、特別永住者)または、パスポートその他身分を証する書類のコピー(短期在留者)を提出します。

提出書類が届いたら、試験センターで受理し、審査の上登録簿に記載されます。

提出された書類に不備がなければ、1か月半程度で登録証が送られます。

不備がある場合は、不備が解消されてから1か月半程度になります。

手続き中に住所を変更した場合は、郵便局に転居届を出しておきましょう。

登録証は精神保健福祉士の資格を取得したことを証明する書類になりますので、大切に保管しましょう。

3.不合格だったら

ホームページに受験番号がなかったり、結果通知の「不合格」の文字を見た瞬間、落胆やショックに襲われたかもしれません。

これまで勉強してきた努力が結果に結びつかなかった悔しさや次はどうすればよいのかという戸惑いが込み上げてくることと思います。

この章では、そんな時に現状をどう受け止め、次にどう進めばよいのかを、実践的な視点からお伝えしていきます。

1.不合格の事実を受け止める――感情の整理をする

まずその感情を否定せず、しっかりと受け止めることです。悔しさ・焦り・恥ずかしさなど、自然に湧いてくる感情を認めてあげましょう。

信頼できる家族や友人、同じ受験仲間と話すことで、気持ちが整理されることもあります。

身近に話ができる人がいれば、今の自分の率直な気持ちを話してみるのも一つです。

大切なのは、「私はダメだ」と自分を責めるのではなく、「次に向けて、今できることを考えよう」と前を向く準備を整えることです。

精神保健福祉士の試験は合格率が60%前後で、受験者の3〜4割が不合格になります。決して自分だけが失敗したわけではないということを、まず心にとどめてください。

2.なぜ不合格だったのか?原因分析と振り返り

次回の合格につなげるためには、「なぜ不合格だったのか?」を冷静に分析することが大切です。

主なポイントは以下のとおりです。

  • 勉強時間は足りていたか?
    → 社会人であれば仕事との両立も難しいため、学習時間のやりくりを見直しましょう。
  • 苦手科目の把握はできていたか?
    → 合格するためにはすべての科目で得点が必要なため、捨て問は極力作らず、苦手科目もある程度得点が取れるように対策しましょう。
  • 模試や過去問演習を十分にこなしていたか?
    → 情報を制する者は受験を制するとも言います。受験は情報戦です。出題傾向の把握とそれに沿った対策、時間配分の練習ができていたかを確認しましょう。
  • メンタル面や体調の影響はなかったか?
    → 体調管理も大切なポイントです。本番に実力を発揮できるよう食事や睡眠にも気を配りましょう。

このような視点で振り返ることで、不合格だった要因を明らかになり、次の受験に向けて重点的に対策するべき点が明確になります。

3.次に向けたステップ――再チャレンジへの準備

気持ちを建て直せたら、次の試験に向けて、次のポイントを確認しながらできることを進めていきましょう。

1.学習環境の見直し

養成機関に在籍している間は、学校の受験対策指導を受けることができますが、卒業後は自分でしなければならなくなります。

効率的に学習を進めていくためにも、新たにオンライン通信講座や予備校を活用するのも一つの方法です。

独学の場合もスマホアプリなどの学習教材を活用すると効率よく学習することができます。

2.情報収集と法律や制度の確認

法改正や制度改正についての情報収集も大切です。

次回の出願期間や試験日などの日程も早めに確認するようにしましょう。

3.モチベーションの維持

学校に通っている間は周囲の学生たちと交流することでモチベーションを維持できる場合がありますが、卒業後一人で再受験となるとモチベーションの維持が課題になります。

卒業生同士でつながりを維持するのも一つですが、周りの学生たちが皆合格している場合は、逆に疎外感を感じてしまうこともあります。

そんな時は、SNSなどで再受験を目指す同じ境遇の人とつながることも励みになります。

不合格になったことは、つらく、立ち直るには時間がかかるかもしれません。

少しずつ感情を整理し、原因を分析し、次に向けた対策を立てていきましょう。

まとめ

精神保健福祉士試験の合格発表は2026年3月3日(火)です。インターネットでの確認がもっとも迅速で便利ですが、郵送でもチェックが可能です。

試験の結果は、これからのキャリア形成に大きく関わる重要なターニングポイントです。合格後の手続きもスムーズに進められるよう、発表日とその後の流れをあらかじめ確認しておきましょう。

この記事が、受験生の皆さんの不安を少しでも解消する一助となれば幸いです。

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