精神保健福祉士国家試験2025年(令和6年度・第27回)について解説 問題数、合格ライン、難易度、合格率

試験

精神保健福祉士国家試験は、福祉・医療の現場で「メンタルヘルスの専門職」として働くために必要な国家資格です。試験に向けて、早くから準備を始めている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、直近の第27回(令和6年度)精神保健福祉士国家試験の概要や問題数、合格ライン、難易度、合格率など、最新の情報をもとに詳しく解説します。これから受験を検討している方、すでに学習を進めている方、学習スケジュールの見直しをしたい方などにとって、「何をどのくらい対策すべきか」の参考になれば幸いです。

1.精神保健福祉士の国家試験概要

精神保健福祉士国家試験は、例年2月上旬の土、日の2日間で行われます。

2026年(令和7年度・第28回)の試験日は、2026年(令和7年)2月6日(土)、7日(日)になる見込みです。

厚生労働省からの正式な発表は8月頃になります。

申込期間は、令和7年9月上旬から10月下旬頃の予定です。

試験地は、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県の全国7か所で実施される予定です。

試験地は自由に選ぶことができますが、試験地の各試験会場は指定になりますので注意しましょう。

特に地方在住や遠方の方は慣れない場所で、さらに緊張することと思います。

試験会場までの交通経路や所要時間をしっかり確認しておき、当日は余裕を持って移動しましょう。

宿泊する方は宿泊施設の手配も早めにしておきましょう。

当日にできるだけ移動しやすいよう試験会場の近くか、ターミナル駅の近くがお勧めです。

参考までに、直近の2025年(令和6年度・第27回)試験の概要は下記の通りでした。

令和6年度・第27回の試験概要

申込期間:2025年(令和6年)9月5日(木)~10月4日(金)

試験実施日:2025年(令和7年)2月1日(土)、2日(日)

合格発表日:令和7年3月4日(火)試験センターのホームページに合格者の受験番号を掲載

      令和7年3月7日(金)結果通知発送

試験会場:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県

受験手数料:精神保健福祉士のみ受験する場合:  24,140円
精神保健福祉士と社会福祉士を同時に受験する場合: 36,360円(=精神19,520円+社会16,840円)
精神保健福祉士の共通科目免除により受験する場合: 18,820円

試験は例年真冬に行われます。

試験会場に入室できるまでは外や廊下で待つ場合があります。また、会場は広く暖房の利き方に差がある場合もあるので、防寒対策をしっかりしましょう。

2.問題数・試験形式・合格ラインについて

● 試験科目・問題数・試験時間(令和6年度・第27回)

精神保健福祉士国家試験は、以下のような構成になっています。

*社会福祉士の資格登録をしている場合は、2日目の共通科目が免除になります。

受験申込時に申請しておきましょう。

試験日1日目
(令和7年2月1日)
2日目
(令和7年2月2日)
合計
試験科目①精神医学と精神医療
②現代の精神保健の課題と支援
③精神保健福祉の原理
④ソーシャルワークの理論と方法(専門)
⑤精神障害リハビリテーション論
⑥精神保健福祉制度論
①医学概論
②心理学と心理的支援
③社会学と社会システム
④社会福祉の原理と政策
⑤社会保障
⑥権利擁護を支える法制度
⑦地域福祉と包括的支援体制
⑧障害者福祉
⑨刑事司法と福祉
⑩ソーシャルワークの基盤と専門職
⑪ソーシャルワークの理論と方法
⑫社会福祉調査の基礎
問題数48問84問132問
試験時間14:00~15:30(90分)10:00~12:20(140分)230分
(3時間50分)

配点:1問1点132点満点

*共通科目免除の場合は、1問1で48点満点

出題形式:五肢択一のマークシート方式

合格基準:総得点の60%程度

なおかつ、下記の試験科目9科目群(共通科目免除の場合は5科目群)の各科目群すべてにおいて得点のあった者。

[1]  精神医学と精神医療

[2]  現代の精神保健の課題と支援

[3]  精神保健福祉の原理

[4]  ソーシャルワークの理論と方法(専門)

[5]  精神障害リハビリテーション論、精神保健福祉制度論

[6]  医学概論、心理学と心理的支援、社会学と社会システム

[7]  社会福祉の原理と政策、社会保障、権利擁護を支える法制度

[8]  地域福祉と包括的支援体制、障害者福祉、刑事司法と福祉

[9]  ソーシャルワークの基盤と専門職、ソーシャルワークの理論と方法、社会福祉調査の基礎

総得点が60%を超えていても、各科目群で得点がないと、不合格になってしまいます。

極力捨て問は作らず、試験科目はまんべんなく得点する必要があります。

どの科目もバランスよく勉強して得点を取れるようにしましょう。

私も地域福祉の分野が苦手でなかなか得点が伸びませんでしたが、何とか一つでも正解できるように勉強を重ねました。

その結果、試験当日はどの科目も得点が取れ、無事に合格することができました。

まとめ

令和7年度・第28回精神保健福祉士国家試験は、例年通り2月上旬の2日間が予想されます。

試験の申し込みは9月上旬から10月上旬頃になります。

合格ラインは60%が目安です。1科目群でも得点がないと不合格になるため、バランスよく全科目を学習することが重要です。

過去問を繰り返し行い、間違えたところはテキストで復習して知識の定着を図りましょう。

精神保健福祉士は、今後ますます需要の高まる専門職です。

自信をもって試験当日を迎えられるようしっかりと準備しましょう。

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